昨日は、「センター・オブ・ジ・アース2」@大阪
梅田ブルク7にて、朝10時から親子試写会。
春休みだったので、映画館には朝から既に元気な子供ちゃん達
の姿もちらほら。
そんな彼らとは対照的に大人チームの私ってば、マイクチェック
の声がまだ寝起き・・・。ちょっぴり焦るも、スタッフの皆さん
みーんな低血圧モードな雰囲気だったので、少しホッとする(笑)。
そして、リハーサルをしていく中でだんだんと目も覚めてきて
(遅い‥?)
本番前、会場すぐそばの控え室で待っていたら、
「いやだ〜!」と言って、男の子が乱入して物陰に隠れている。
子役ちゃんみたいな可愛い男の子で、手にはウルトラマンの
フィギュアが。
「どうしたの??」と聞くと、外にお母さんが立っている。
「すいません〜〜!3Dが怖いって言い出して、観ないって
言うんです〜〜!」
あ、あははは。そういうことね。
私:「そっか、じゃあ私と一緒にマイクもってステージでよっか。
一緒に映画の説明しようか?」
子:「うん・・・。」
母:「ほらっ、早く!!!!!!!!!皆さんのご迷惑になる
でしょっ!何も怖くないんだから!こっち来なさい!」
子:「やだ〜〜〜、怖いもん!!!3Dメガネかけないっ!」
私:「あのね、かけなかったら乱視みたいに見えるよ。って
乱視って知らないよね・・・。子供やもんね。」
母:「何を言ってるの!あんた『スパイダーマン』の時、3Dで
見てたやないのっ!」
子:「だって、あの時はメガネ外してたもん!」
私(心の声):はずしとったんか〜〜い!!
母:「本当にすみません。テレビの予告編でやってたミツバチ
(本作では巨大な大きさで登場。)に刺されると思ってるんですう〜。」
私→子:「大丈夫、だいじょうぶ。あのミツバチにね、主人公の男の子達は
乗っちゃったりするんだよ、だから怖くないし、
とっても面白いシーンなんだよ!」(正論)
母:「もう、こらっ!早く出ていかないと、置いていくからね。
そこに一人っきりでいる方がもっと怖いんだから!!」
(正論を通り越して真実)
私:「そうだよ、人間にとって一番、恐ろしいのは“孤独”なんだよ・・・。」
試写会リーダーYさん(スラッとしてジャケットの似合う青年さん)登場、
子供ちゃんに近づいて
:「ほらっ、一緒に行こう。おいで。」
子:(Yさんに走りより)僕、このおっちゃんと一緒に観る!!
〜一瞬、空気が硬直・・・〜
Yさん:お、おっちゃん・・・・?(怒)
私:おにいちゃんだよ!その人、おにいちゃん!!!
お・に・い・ちゃんに連れていってもらおうか。
(ぼ、僕、その一言はお兄ちゃんにとってはミツバチで
刺されるよりも痛いのだよ・・・しかもどう見てもお兄ちゃんだよ!)
その後もすったもんだあり(笑)結局、子供ちゃんは
Yさんと一緒に会場に入り、お母さんからは
「どうもすみませんでした!」と謝られたのだとか。
そして、戻ろうと彼らに背を向けた瞬間、
べシッッ!!!!!
と明らかに子供ちゃんの頭が(母から)
本気で叩かれた音を聞いたという・・・(笑)。
関西に帰ってきたわ〜と実感した、春の朝だった。
その後、打ち合わせが急に無くなってしまったので
念願の「草間 彌生展」へ。
水玉柄だけではない彼女の魂の力作が、驚くべき数と大きさで
展示されていた。
その作品もさることながら、各章のはじまり(?)に書かれていた
草間さんの詩が素晴らしく、何度も何度も読み直してしまった。
草間さんの世界は、いわゆる社会とか、常識とか、そういった所から
はみだした、でも、ものすごく大切で、それなしでは生きていけない
私の心の、探しにくい部分に
遊び心と驚きと、斬新さと鮮烈さと、愛をもって
つながろうとしてくれる。
この日のお客様は、子供づれの方(女の子はきちんと水玉スカート
だった)やカップル、お歳を召したお上品がご婦人、外国の方
(アジア・欧米)と本当に幅広くて、草間さんの人気ぶり
そして、これだけの方々に受け入れられるその芸術性の
素晴らしさに改めて驚かされた。
この後、グラフでお茶でも出来たら最高‥だったのだけど
新幹線の時間が迫っていたので、タクシーで新大阪駅へ。
展覧会は4/8までなので、関西にお住まいの方はぜひ、です。
公式サイト:http://www.asahi.com/kusama/
それにしても、昨日は濃い大阪の午前中だった・・・。